| あはは、彼も違和感なし（笑）。 斧をツルハシに持ち替えて、兜をヘルメットにｖ 大胆、豪快なギムリですが、仕事ぶりは実に細やか。 安全第一、繊細で美しい（？）工事をモットーに頑張ってます。 その腕を認められて現場監督に取り立てられはしたものの、「監督」＝「見てるだけ」。そんなのイヤだ〜！ってわけで、先頭に立って作業をこなします。 「オラ〜！ そこ、気を付けろっ。丁寧に迅速に掘り進めよ〜。ここは今日中に終わらせるん だっ」 「……監督、今夜もデートだからって、そんな無茶な事…… （泣）」 「だぁれが、デートだぁ？（怒）」 「隠さなくたって……。みんな知ってますよ。あの、髪の長い スラッとした美人……今日も、終わったら待ち合わせでしょう？ （まったく、なんであんな美人が監督なんかと……ブツブツ）」 「？？？美人？ 髪の長い？ 待ち合わせ？」 「そうですよ。昨日も一昨日も、あのビルの辺りで、監督が終 わるの、待ってたじゃないですか〜」 「……レゴラスのことか……（¨；）」 「レゴラスって言うんですか〜」 「あのな」 「はい？」 「確かに美人かもしれんが」 「はい」 「あれはな」 「ええ」 「男だ」 「！！！」 というような会話が、作業員との間で有ったか無かったか（笑） ともかく、レゴラスとギムリの二人は、仕事が終わると連れだって帰る事が多いのです。 たいていは、屋台だとか赤提灯だとか、ギムリにお似合いの（レゴラスには不似合いの）場所で一杯やりつつ、食事をします。 仲良くおしゃべりというか、だいたいはレゴラスがその日の出来事などを面白可笑しく聞かせてくれるのです。 「……でね、その時ピピンがさ〜」 「また何かやらかしたのか？ あいつは」 「う〜ん、でもねぇ、一生懸命なんだよ〜」 「はぁ〜。まあな、でも、全〜部逆効果ってぇか、悪循環ってぇのか……」 「(^_^.)あははぁ」 「で、ピピンは落ち込んでんのか？」 「(^^)ぜんぜんｖ 今日もめげずに、メリーのバイト先のコンビニに、たかりに行くんだって張り切ってた」 「……（深〜いため息）ま、そういう所が、あいつの良い所だな」 「うんｖ」 「じゃ、そろそろ帰るとするか……」 「あ、じゃあ今日は私のおごり〜(^^)」 「だぁめだっ。俺が出すっ」 「だって、昨日も……」 「良いんだっ。おまえはフリーター。俺はちゃ〜んと監督手当までもらってるんだから！」 「でも、私だって、もうすぐ正社員に――」 「もうすぐ、だろうが？ 今はフリーターだろ？ おまえみたいなヤツぁ、黙っておごられてりゃ良いんだっ」 「……なんか、すご〜く変な理屈……」 「いいからっ。……正社員になったら、祝いにおごられてやる……」 「ふふふ〜（＾＿＾）絶対ねｖ」 この凹凸コンビ、可愛いよね〜。 同居人一覧 ＊ 作家志望の青年：フロド ＊ 植木屋さんの見習い職人：サム ＊ 流離いの謎の老人：ガンダルフ ＊ ハンバーガーショップのフリーター：レゴラス・ピピン ＊ 世界を股に掛けるビジネスマン： アラゴルン ＊ 情にもろい刑事：ボロミア（もちろん、時々遊びに来る弟ファラミアも同業者ｖ） ＊ コンビニのフリーター：メリー ＊ 工事現場監督：ギムリ |